アメリカで人気の学部ランキング【20選】就職に有利な学部は?

教育のこと
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アメリカの大学は、入学時に専攻を決める必要は無く、最初の2年間 一般教養科目を取得しながら3年次が始まるまでに決める という流れになります。

とはいっても どんな専攻の選択肢があり、どのような職種につながっていくのか、そしてその職種に需要はあるのか、などざっくりとしたアイデアは持っていた方がいいと思います。

今回の記事では、アメリカの大学の人気の学部ランキング20選を Georgetown University Center on Education and the Workforce のデータをもとに紹介します。初任給や職種とその失業率の高さ(卒業後に職に就けるのか)などの情報も調べたので一緒に紹介します。

アメリカの人気の学部ランキング20選

 

 

 

 

 

Business Management and Administration

  • 初任給 $38,000
  • 職種 コンサルタント,投資や証券の業務,株式市場アナリスト など
  • 失業率 6.00%

ビジネスは断トツで一番人気の学部です。
ビジネスやマネジメントの知識やスキルは、どの業界においても必要不可欠なため仕事の選択肢の幅が広がるというのが人気の理由の一つでしょう。逆に言うと専門性はあまりないので、特に人よりアピールできる点がないと就職は厳しくなる可能性もあります。

他の専攻に比べて成績維持が少し楽なのも学生にとっては人気の理由でしょう。

General Business

  • 初任給 $38,000
  • 職種  セールスマネジャー,マーケティングマネジャー,金融やビジネスのアナリストなど
  • 失業率 5.30%

人気の理由は上記と同様、ビジネスを選択しておけば仕事の選択肢の幅が広がると考える学生が多いためでしょう。

比較的、他の専攻に比べ楽に卒業が出来るということもあります。

 Accounting

  • 初任給 $41,000
  • 職種 様々な業種の税理士、会計士、金融アナリスト など
  • 失業率 5.40%

アカウンティングは グローバル化や経済成長に伴い仕事の需要も多く、多種多様な業種があります。公認会計士・税理士・ファイナンシャルプランナーなどの資格を取得すれば更に就職に有利になります。

Nursing

  • 初任給 $48,000
  • 職種 病院、クリニック、ナーシングホーム、専門医の専属ナースなど
  • 失業率 2.20%

失業率の低さからもわかるようにナースは高い需要があります。アメリカは医療保険が高いため、医療従事者として働くことのベネフィットは大きいです。有資格職なので、移転したり長い休暇を取った後でも簡単に復帰できることが強みになります。今後 高齢化社会が進むにつれ、さらに需要は高くなるでしょう。生涯保証された職種です。

Psychology

  • 初任給 $30,000
  • 職種 カウンセラー,ソーシャルワーカー,セラピスト
  • 失業率 6.10%

人がどう感じ、どう考えて、どう行動するのかを学びます。
その学んだ知識をいろんな分野(ビジネスの場や教育の場)で生かせるため就職の幅は広がります。奥が深い分野なので英語が第二言語の私たちが就職に就くのは厳しいかもしれません。
一般的に失業率はやや高めです。

Marketing and Marketing Research

  • 初任給 $40,000
  • 職種 マーケティングスペシャリスト、データサイエンティスト、コピーライター、広告マネージャー など
  • 失業率 5.90%

急速なデジタル化が進むとともに多種多様な分野でマーケティングの需要が高まってきています。
企業がWebサイト、オンラインサイトを作成したり、商品を売るために広告を出したりするにはマーケティングの知識が必須となります。どの分野の職種においてもマーケティングの知識やスキルはとても重要なため仕事の選択肢は多いでしょう。

Communications

  • 初任給 $35,000
  • 職種 PRスペシャリスト、ソーシャルメディアマネジャー、HRスペシャリスト など
  • 失業率 6.30%

言語や映像、メディアを通し、様々な形態がどう人の行動に影響を及ぼすかなどを学びます。
ニュースキャスターやレポーターなど華やかな仕事に就ける可能性もあります。
失業率はやや高めなのが気になります。

Elementary Education

  • 初任給 $32,000
  • 職種 小学校の先生、教育コンサルタント、ガイダンスカウンセラー
  • 失業率 3.60%

”先生”という職業はとても人気があります。
アメリカの人口は増加傾向にあるため教師という職種の需要はまだまだ続くでしょう。
アメリカの教師は夏休みが3か月もあるというのがとても魅力的ですよね☺

General Education

  • 初任給 $31,000
  • 職種 コピーライター、ソーシャルワーカー、ジェネラルマネジャー
  • 失業率 4.20%

一般教養の専攻といった感じです。特に学びたい専攻が無い人が幅広い分野で学びます。専門性はないため業種は様々といった感じです。

Computer Science

  • 初任給 $50,000
  • 職種 データサイエンティスト,ソフトウエアエンジニア,Web開発、ビジネスアナリスト
  • 失業率 5.60%

コンピューターサイエンスは数学や物理が非常に得意な人、誰でも簡単に専攻できる分野ではないので、比較的雇用率も高く高収入です。今話題のAI(人工知能)などホットな分野なのでこれからも雇用市場は拡大していくと思われます。数ある職種の中で断トツで初任給が高いです。

English Language and Literature

  • 初任給 $32,000
  • 失業率 6.70%
  • 職種 英語の先生、編集アシスタント、新聞社ジャーナリスト、出版編集者

世界の文学を社会的または歴史的背景を通して学ぶことに興味がある人に人気です。失業率がやや高めです。この学位に直結した仕事を見つけるには選択肢は少ないでしょう。

Finance

  • 初任給 $44,000
  • 職種 ファイナンシャルプランナー、ファイナンシャルアナリスト、アカウンタント など
  • 失業率 4.50%

世界経済の成長と共にファインナンス職の需要は高まってきています。ビジネス業界、金融業界など幅広い分野で活躍できるでしょう。昨今ファインナンスの専門知識は非常に重要視されています。

Criminal Science

  • 初任給 $36,000
  • 職種 警察官、刑事、保護管、刑務官、犯罪現場捜査官
  • 失業率 4.70%

国民の生活を守るため、国の安全を守るためには非常に重要な職務です。高い需要があります。国の機関のもとでの仕事が多いため市民権を持っていないと就職は厳しいでしょう。

Biology

  • 初任給 $35,000
  • 職種 リサーチサイエンティスト、薬学者、生物学者、生態学者、薬剤師
  • 失業率 5.60%

専門知識が必要とされるため場所を選ばなければ仕事は見つかりやすいでしょう。

 Political Science and Government

  • 失業率 6.00%
  • 初任給 $38,000
  • 職種 経済学者、政治学者、政治コンサルタント、弁護士 など

Economics

  • 失業率 6.30%
  • 初任給 $42,000
  • 職種 経済学者、データアナリスト、金融リスク分析アナリスト

銀行・証券・保険といった金融系や、商社・流通・メーカー・IT関連の企業など様々な業種があります。

 Electrical Engineering

  • 失業率 5.00%
  • 初任給 $60,000
  • 職種 エレクトリカルエンジニア、海軍エンジニア、自動車エンジニア

電気・電子工学の分野の技術を学ぶ学問です。この専門的な知識やスキルを持った人材の求人は今後も増えていくでしょう。数ある職種の中で断トツで初任給が高いです。

 History

  • 失業率 6.50%
  • 初任給 $34,000
  • 職種 高校の歴史の先生、大学の歴史の講師、博物館の学芸員

学位に直結した仕事の選択肢は少ないです。失業率もやや高めです。

Sociology

  • 失業率 7.00%
  • 初任給 $33,000
  • 職種 銀行などの代表人、HRマネジャー、消費者スペシャリスト

社会現象の実態、現象の起こる原因のメカニズムを統計やデータを用いて分析し解明する学問です。失業率はやや高めなのが気になります。

 Liberal Arts

  • 失業率 7.60%
  • 初任給 $32,000
  • 職種 広告担当、芸術家、グラフィックデザイナー など

人気の学部の中では一番高い失業率且つ初任給は一番低いです。お金よりも自分のやりたいこと好きなことで生計を立てたいという人向けです。将来性のある安定した仕事に就きたいと考えるなら避けた方がよさそうかも?です。

まとめ

どの大学に行くかも大事ですが、大学の専攻を決めることも非常に大事で簡単なことではありません。

自分の興味あること学びたいことと、その学位が仕事に直結するか、需要はあるか、収入面ではどうか、など考慮すべきことが色々あります。

更に今後の人生を大きく左右するかもしれないという意味でもとても慎重に選択しなければなりません。

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