今回のサンクスギビング旅行で、ヨセミテ国立公園の次に向かったのが、デスバレー国立公園。
デスバレーはカリフォルニアとネバダの州境に位置する砂漠地帯にあります。
英語で『死の谷』を意味するこの場所は、夏になると摂氏50度を超える日が多く、アメリカで一番暑い場所と言われています。
そして、公園の中のバッドウォーターという場所は、海抜86メートル、北米で一番低い場所でもあります。
さらにさらに、ここデスバレーは岩手県と同じ位の大きさで、全米で一番大きい国立公園でもあるのです。
全てにおいて一番!がつくこの国立公園の魅力を、今回は私の体験談を含めご紹介したいと思います。
デスバレー国立公園の天気
地球上で最も暑いこのデスバレー国立公園、間違った時期に訪れたら大変なことになります。
デスバレー国立公園に訪れるベストシーズンはこのグラフを見ても分かるように
11月から3月頃がベストの時期になります。
アクセス/公園入り口
デスバレー国立公園はサンフランシスコから7時間半、ロサンゼルスから約4時間半ほどです。
デスバレー国立公園へ入るメインの入り口は主に2箇所あります。
- 西側CA190 (主にサンフランシスコやロサンゼルス方面から来る場合)
- 東側CA JCT CA190 (主にロサンゼルス、ラスベガス方面から来る場合)
どこの入り口から入るかを事前に調べることで、1日の観光スケジュールが立てやすくなります。
公園入園料
デスバレー国立公園には料金所ブースがありません。恐らく料金所に人が常時いるような環境では無いということでしょう。その代わりに各所に精算機でお金を払います。
2022年11月の時点でのデスバレー国立公園入園料は以下になります。
バイク:$25/台(7日間有効)
個人 :$15/人(7日間有効)
年パス:$55(デスバレー国立公園のみ一年有効)
年パス:$80(アメリカ国内の国立公園一年有効)
最新の情報はナショナルパークサービスのサイトでご確認下さい。
精算機の横に、閉鎖している道路の情報が書かれた案内板が置いてあります。写真を撮るなどして閉鎖されている道路を確認することをおすすめします。
Furnace Creek Visitor Center ファーネスクリークビジターセンター
公園に入りしばらく走るとファーネスクリークビジターセンターがあります。
まずここでお手洗いを済ませたり、水分補給をしたりします。中にはギフトショップがあり、国立公園パスポートのスタンプは、レジで言うと出してくれます。
園内はネット環境が悪く、GPSが全然使えないので、ここで国立公園のマップをもらっておきます。マップは、国立公園の入園のチケットもしくは年間パスを提示することでもらえます。
ここにはシアターや詳しい展示が設置されていてとてもおすすめです。デスバレーが形成された経緯がとても詳しく説明されていて、ここで学んだ後に各観光スポットを周ると一層理解が深まります。
デスバレー国立公園の見どころスポット
それでは デスバレー国立公園 絶対見逃せないスポットを以下に紹介します。
ザブリスキーポイント Zabriskie Point
まず、いかにもデスバレーという場所がここ。
駐車場に車を停め、舗装された道を展望台まで10分ほど歩きます。
そして展望台までくると、息を呑むような広大な景色が目の前に広がります。
長い年月をかけて形成された複雑な地形と、真っ青な空の青さが絶妙のコントラストです。
展望台からは、小さいトレイルのような道があり、モコモコの地形の中を少し歩けるようになっています。モコモコ地形と一体化して写真を撮ることができます。
トレイルをしたい方には Golden Canyon Trailheadがおすすめ
デスバレーの複雑な地形を身近に楽しむにはトレイルがおすすめです。
Golden Canyon Trailheadはとても人気のあるトレイルです。
片道1.5マイルの比較的簡単な道を歩き、Red Cathedralという大聖堂の形をした赤い岩が連なったところがゴール地点です。そこから折り返して往復3マイルのトレイルです。小さいお子さんと一緒でも楽しめるレベルのトレイルです。
バッドウォーター Badwater Basin
北米で最も低い場所、海抜86mのバッドウォーター。あまりの暑さに海の水が干からびて、塩だけが残ってしまったという、何とも幻想的な場所です。
駐車場に車を停めて、30分ほど歩きます。
後ろの山をよく目を凝らしてみると海抜0地点のサインが見えます。
そこから86mも下部分に自分がいると思うと不思議です。
塩の海原が一面に広がります。ここは昔、海底だったんだ。そんな思いで眺めると、日々の悩みや今起こってる問題なんてどうでも良くなります。(笑)
空の青さと真っ白な塩の平原。絵になります。
そして背後には雄大な山々がそびえ立ちます。
後に紹介するDante’s Viewはこの山のてっぺんまで行きます。
バッドウォーターはとても暑くなる場所なので、国立公園に着いたら早めに訪れたほうがいいです。私たちが行った11月末でもここは華氏75度ありました。
アーティストパレット Artist’s Palette
バッドウォーターの帰り、山の中を通ってアーティストパレットを見に行きます。ここは一方通行なので、バッドウォーターの帰りに行くのがおすすめです。
岩壁がカラフルなパレットで一面覆われています。
この岩壁の下部分は、侵食作用によって作られた元々は川が流れていたと思われる地形も見ることができます。一見の価値ありです。
メスキートフラット砂丘 Mesquite Flat Sand Dunes
デスバレーには砂丘があります!
行ってこの目で見るまでは若干疑ってましたが、本物の砂丘でした(笑)
砂はとても細かく柔らかく歩くと足がとられます。それでも人混みのないところまでズンズン歩いて行きます。
砂好きのうちの子供たちはずっと遊んでいました。大きくなっても砂があるとすぐに幼少時代に逆戻りです。一生懸命砂いじりしています。
美しい景色と影のシルエットがいい感じです。子供は影でも足が長い(汗)
ダンテスビュー Dante’s View
そして私が一押しするのがここ、Dante’s Viewです。その名の通りダントツビューでした!(正しくはダンテス)
先ほどのバッドウォーターの後ろの山を車で登って行きます。メインのCA190からおよそ20分ほどで頂上に着きます。
ここは夕暮れ時を狙っていくことをおすすめします。
下方には塩の平原があちらこちらの見渡せます。
ここは絶対見てほしい!デスバレー国立公園おすすめスポットと周り方
頂上に立つ娘二人のシルエット。この夕暮れの景色は圧巻です。ここが私にとってはデスバレー国立公園のベストワンな場所でした。
効率良く周れるデスバレー観光モデルコース
西側CA190から入って、東側CA190 から出るコースが一番効率良く周れるのかなと思います。
西側CA190から入って東側から出る観光コース
- Mesquite Flat Sand Dunes
- Furnace Creek Visitor Center
- Badwater Basin
- Artist’s Palette
- Golden Canyon Trailhead(トレイルにチャレンジしたい方)
- Zabriskie Point
- Dante’s View
まとめ
デスバレーは、ただの砂漠地帯にハゲ山があるだけの場所かと甘く見ていましたが、想像を遥かに超える見応え充分の国立公園でした。長い年月をかけて創り出した自然の凄さを肌で感じることができました。
今回紹介した場所は全て舗装された道で車で問題なく行けます。他にも観光スポットがありますが、舗装されてない道はタイヤがパンクする事態などを考えると注意が必要です。
デスバレーおすすめです。少しでも参考になると嬉しいです。
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