アメリカへの大学留学を決意する時、目標は人それぞれ色々あると思います。
本場アメリカで、世界に通用する生きた英語力を習得したい!
最先端の国アメリカで、専門的な知識や技術を学び、将来に生かしたい!
新しい環境で新しいことにチャレンジし、自分の可能性を広げたい!などなど 夢は広がりますね。
一生に一度の人生、だからこそ、妥協することなく 自分のやりたいこと、若いうちにしか出来ないことにどんどんチャレンジして充実した満足のいく人生を生きたいですよね。
ただ そこでネックになるのが、アメリカの大学の費用の高さだと思います。
インターナショナルの学生がアメリカの大学に通う場合、授業料のみで一年間40,000ドルから60,000ドルかかるといわれています。
これは純粋に授業料のみの額なので、更に家賃や生活費などを加えたらとんでもない金額になります。そんな超高額なアメリカの大学の学費を少しでも安く抑える方法を7つ紹介していきたいと思います。
【アメリカで大学留学】学費を安くする7つの方法
コミュニティカレッジで(Bachelor Degree)学士を取る 。
コミュニティカレッジとは公立制二年の大学でアメリカ全土に1167校ほどあります。幅広い年齢層の生徒がキャリアアップや専門的な技術を身に付けるために入学します。学力レベルに関係なくほぼ誰でも入れること、4年生の大学に比べ授業料がかなり安いことが人気の理由です。
通常、コミュニティカレッジを卒業するとAssociate Degree(日本でいう短大士号)が取得できますが、最近は学士の学位を出すところが増えてきています。
以下、コミュニティカレッジ終了後に学士を授与してもいいと認めた24州です。州内でも学校によっては認めていないところもあるらしいのですが、フロリダとワシントンは比較的 学士の授与を認めている学校が多いようです。
- Arizona
- California
- Colorado
- Delaware
- Florida
- Georgia
- Hawaii
- Idaho
- Indiana
- Louisiana
- Michigan
- Minnesota
- Missouri
- Nevada
- North Dakota
- Ohio
- Oklahoma
- Oregon
- South Carolina
- Texas
- Utah
- Washington
- West Virginia
- Wyoming
これらの州のコミュニティカレッジで自分の学びたい分野、専攻はあるか。特に手に職を付けたい人技術を磨きたい人はまずコミュニティカレッジをチェックしてみましょう。
コミュニティカレッジから4年制大学に編入する。
コミュニティカレッジから始め、最初の二年間で一般教養科などの必修科目を全て取得し、3年目から4年制の大学に編入すと大幅に費用を節約できます。コミュニティカレッジは入学時の条件や学力レベルなども厳しくないですしTOEFLなどを免除するところも多いです。
さらに、私が住んでいるカリフォルニア州のコミュニティカレッジにはTAG(Transfer Admission Grantee)というプログラムがあり、ここに入ると100% UCなどの4年生の学校にトランスファーされることが保証されています。
地域にもよりますが、インターナショナル学生の平均的なコミュニティカレッジの授業料は8000ドルなので、4年制の大学より約1/3ほど安くなります。
日本で学位取得している場合はトランスファーしてもらう
もし日本で短大や大学の学位をすでに持っていて、更にアメリカの大学や大学院への留学を考えているという場合は、その単位をトランスファーする手続きをしましょう。
一般教養科目はほぼ承認されることが多いです。私の場合、日本で短大を終えていたので、トランスファーの手続きを行い、30クレジットくらい移行してもらうことができました。移行出来なかったサイエンスのクラスは直接教授に会いに行って交渉したら即承認されました。
アメリカは ”言ったもん勝ち” みたいなところがあるのでどんどん積極的に行動しましょう。サイエンスやMathなどの科目は一科目5クレジットくらいなのでトランスファーが認められるとそれだけで3000ドル(35万)ほどの得になります。
その経験談はこちらです。
クラス分けテスト(Placement test) に力を入れる
入学してまもなくPlacement テストを受ける機会があります。Placement テストとは生徒それぞれの学力レベルを知るため、そして適したクラスに配置するためのものです。
私の場合、入学してまもなくMathのplacementテストを受けました。日本人は一般的に他国の人たちに比べてMathが得意です。私の場合、Dummies というシリーズの本で高校のMath全般を復習してからテストを受けました。
簡単ではなかったんですが、恐らく周りの人たちはさらに出来なかったのか、大学のMathのクラスは一切免除され大幅に節約することが出来ました。
Scholarshipにどんどん応募する
大学では沢山のScholarship がオファーされています。それぞれ応募資格の条件が違います。
例えば
- サイエンス専攻の学生向け
- マイノリティの学生向け
- 母子家庭で生活している学生向け
などなど本当に様々です。自分の条件に満たしたスカラーシップにどんどん応募していきましょう。
私の場合 ”医療系の学部マイノリティの学生” という条件のスカラーシップに応募し、見事奨学金を得ることが出来ました。条件を満たした学生で更にスカラーシップに応募する学生の数は限られてくるのでどんどん応募すれば選ばれる可能性は高くなります。一度念入りにエッセイを書けば後は少しの訂正で使いまわせるのでどんどん積極的にアプライしていきましょう。
大学で使う本はレンタルか中古で購入
アメリカの大学の授業で指定されるテキストブックは本当に高額です。
一冊5,6万するのもあります。
そんでもって授業ではあまり使わなかったりします。ありえないです。
なので、1セメスター単位でレンタルする学生も多いです。大手アマゾンでもテキストブックをレンタルしています。(Amazon rental)
大学の中には教科書が売っている本屋があり、そこには大抵中古の本が売ってます。そして使用後の本は買い取りしてくれる期間があります。卒業後に本を見返したりすることほぼ無いので使い終わったら潔く売ってしまいましょう。
12クレジット以上履修する
フルタイムの学生は12クレジット以上履修することが条件となります。大学によるのかもしれませんが、私の通った州立大学は、12クレジット以上取ったらその分のクレジットが無料でした。
例えば15クレジットだと3クレジット分が無料です。1クラス分無料ということです。私の友達は18クレジットを履修し2クラス分得していました。これは金額にすると大きいです。ただし、その分成績が悪いかったら元も子もありません。
最初は12クレジットで履修し、大学の勉強の仕方、手の抜くとこ入れるとこなどが分かってきた頃から比較的簡単なクラス(生徒の間での情報交換も大事です)を追加していくと学費の節約が出来るでしょう。
まとめ
自分の将来への投資として、アメリカへの大学留学を考えている人は多いと思います。ただインタナショナル学生として留学した場合はそれなりに高額な学費を払わなければなりません。
少しでも学費を安く抑える方法を私の経験をもとに考え書いてみました。
アメリカの学部の専攻に悩んでいる方はこちらも参考にしてください。
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