英語の発音ってなかなか独学で勉強できないものです。
文法や単語、フレーズの方を優先し、ある程度話せるようになってから発音を勉強しよう私も後回しにしてきました。
まず喋れるようになるのが先。発音は多少アクセントあってもネイティブじゃないんだから分かってくれるだろう。と。
そしてそれが大きな間違いと気が付いたのはずっとずーーっと後になってからでした。
アクセントは一度癖がついてしまうとなかなか取れない、そして発音が悪いとなかなか理解してもらえないのです。
英語の発音の重要性
最初に自己流で発音してしまうと、癖のある完璧なカタカナ英語が身についてしまいます。
そして一度ついてしまったアクセントはなかなか取れません。そのためネイティブのようには話せなくなります。
英語圏の人の中には、外国人が話す英語を聞いたことのない人が沢山いて、そういう人たちにはアクセントの強い英語は理解できません。
以前、中西部に住んでいた時、白人90%以上の地域にある病院で働いていました。
そして発音を重要視して勉強してこなかった私はとても苦労しました。
例えば、電話ーPhone っていう言葉。
なんかいつも全然伝わらなかったんです。
何でだろうと思っていたら、PHの発音はFと同じ下唇を少し噛む発音だということを知りました。
Hの発音でホーンと言ってもネイティブの人にはHone?って感じだったんだと思います。笑
日本人にとっては微妙な違いだけども、ネィティブの人たちにとっては全然違う音です。
このように正しい発音を最初に勉強し習得することはとても重要です。
一度学んで理解してしまえば、後は意識して話すようにしたらそのうち口の筋肉も自然と慣れてきます。そして徐々にネィティブの発音に近づいた英語を話すことができます。
次はその勉強法を紹介します。
発音練習&ルール
IPA(音声記号)を学ぶ
IPA(International Phonetic Alphabetの略)とは 国際的音声記号のことです。
Weblio, Longman, Cambridgeなど主要な辞書の殆どはこのIPAという記号で発音記号が書かれ、国際的に使われる音声記号です。
IPAの発音記号を学ぶことは発音習得の基礎となる部分です。まずはこのIPAの発音方法の習得をお勧めします。
一番簡単なのは、IPAの 発音方法を説明したYou tube 動画で学ぶことです。動画は見て聞いてと同時に学べるので理解しやすいです。
私がよく見るユーチューバーはイスラエル人でネイティブではありません。が、恐らく相当な努力と訓練によるものでしょうが、ネイティブ以上に綺麗な英語を話します。英語を教えることに情熱を持った熱い人で教え方も超わかりやすいし、ネィティブじゃないからこそ痒い所に手が届くような教え方をしてくれます。以下のwebサイトから動画も見れます。
発音ルールを覚える
英語の発音には沢山のルールがあります。そしてそれを知っておくことは正しい英語を発音する上で大事なことです。
例えば幾つかのルールを上げてみます。
ルール1.母音に囲まれたtは濁ります。(tがdのような音になる)
Water ゥオーダー
Metal メダゥ
Better ベダー
ルール2.nの後に来るtはほとんど発音されない
Interview イナビュー
Twenty トゥエニー
Internet イナネット
ルール3.強い母音と弱い母音に挟まれたtは消える
Button バッンー (ボタンと普通に言っても絶対通じません。)
Cotton カッンー
このようなルールはほんの一部で他にもっともっとあります。
こんなルールがあると知った時は目から鱗でした。なぜならまさにいつも聞いてるアメリカ英語がこのルール通りだったからです。こんなルールがあるなら早く教えてよーみたいな感じでした。笑
学校では習わないので自分で勉強するしかありません。
そしてこれらのルールを最初に学んでおくことでもっとネイティブっぽい話し方に近づくことが出来ます。
この本は上記で述べた発音のルールを全て網羅してとても分かりやすく説明しています。これ一冊で発音練習は完了できます。
この本はさらに、英語を話す時の強弱(音をはっきり出す部分と出さない部分)なども詳しく説明しています。
日本語は単調で全て同じ強弱なので英語の強弱や抑揚は意識しないと習得が難しく、そこを身につけないと聞き取りにくい英語になってしまいます。
この本を手元に置いて何度も見返すことでネィティブの発音に近づけるようになります。
まとめ
英語は他の国の人とコミュニケーションをとる大事なツールです。
そのためにせっかく一生懸命勉強しても発音やアクセントのせいで理解されなければ元も子もありません。
一度ついてしまったアクセントを後から直すのは大変で時間もかかるので、最初に正しい発音を習得することはとても大事なことです。
是非この機会にIPAの発音法やルールを学び、ネイティブ英語に近づいていきましょう!
スピーキングの上達に悩んでいる方はこちらもどうぞ。
コメント